マンゴーの手入れ

一日雨降りの静岡でした。
ハウス内は22℃まで下がり、過ごしやすい気候になりました。
今日はマンゴー&ジャボチカバに牡蠣殻石灰を施しました。
牡蠣殻石灰は無機質タイプの石灰よりも値段が高めですが、ミネラルを含んでいるので樹の生育に必要な微量要素を含んでいます。マンゴーにはどちらかというと酸性土壌が適しているため、土がアルカ性に傾くのはよくないかもしれません。数日して土が落ち着いてきたら酸度計でチェックをしてみます。
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上の画像は牡蠣殻石灰を施したマンゴーの根元と潮干狩りの時に使っている熊手。
熊手は小さな鉢の根元をかき回す時に重宝です。

下の画像は炭疽病が顕著な地植えマンゴーとニーム(インドセンダン)の葉です。
マンゴーの手入れ_b0028299_2071729.jpg

インドではニームの枝を歯磨きに使用しているそうですが、写真の葉は我家で5年前に購入したニームの木の葉をちぎったものです。今年の夏にハウス内で2m以上に育ち、マンゴーの日当たりを邪魔するようになったため、枝を切って炭疽病のひどいマンゴーの鉢に試験的に枯れ枝をマルチしたところ、1ヶ月ほど後新たに出た葉は生き生きとした様子だったのでこの地植えマンゴーでも実験してみることにしました。
ハウスでは精油を希釈した資材も定期的に撒布していますが、地植えのマンゴーの炭疽病には効果が見られません。それで生枝をたっぷり敷いてみることにしたのです。

(AYA)
# by mgarden2 | 2007-09-30 20:50 | マンゴー | Comments(0)

四季なりマンゴーその後

四季なりマンゴーその後_b0028299_2154165.jpg今朝、ハウスの横に植えてあるサトイモをふと見たら、数十株全てイノシシに食い荒らされていました。すぐ横は住宅街、国1を走る車の音も聞こえます。こんなところまでイノシシが出てくるようになったことに驚きました。
少し前に紹介した四季なりマンゴーですが、だんだんと実が膨らんできました。ソラマメ大くらいでしょうか。一番大きいものはウズラの卵ほどの大きさになりました。今日は雨が降り涼しい一日でしたが、彼岸過ぎてのこの暑さには本当に閉口です。着荷率が悪いのは暑すぎるからなのかもしれません。このまま上手く生育するようならまた報告します。(代表)
# by mgarden2 | 2007-09-29 21:16 | マンゴー | Comments(0)

寿太郎みかんの手入れ


早生みかん(日南・高林)の収穫・出荷と平行して、今日は晩生の寿太郎(高糖度系温州みかん)の手入れに来ました。写真は寿太郎の夏秋梢を剪定している様子です。
このような徒長枝は、若い樹では実の生りが少ない時に出ることがあるのですが、この徒長枝を切ることによって実に栄養が行くように管理します。

作業後は苦土石灰を買いに出かけました。明日はこの苦土石灰撒布を行います。みかんの年間管理作業の中では苦土石灰は冬場に撒布することが常識になっているようですが、特に寿太郎の場合、若い時に樹勢を保たなければうまく育ちにくいため、今の時期に苦土石灰を施すのです。
(AYA)
# by mgarden2 | 2007-09-26 22:06 | みかん | Comments(0)

台湾のジャボチカバパイ


先の台湾土産でもらったジャボチカバのパイを食べてみたので紹介したいと思います。
お菓子のパッケージを見ると”嘉寶果酥”と書かれています。
嘉寶果とはジャボチカバのことで、意味は

【嘉】・・・さいわいとする、よい、めでたい
【寶】・・・宝(宝の旧字体)
【果】・・・果物
【酥】・・・パイ

ということです。ジャボチカバという名前は日本人には覚えにくく、また
いかめしい感じがして第一印象はあまりよくないように思えます。けれども
台湾では落語の寿限無を思わせるようなおめでたいネーミングになっているところがいいな、と思いました。
シールには爽やかな印象のジャボチカバの挿絵もありました。
実際に食べてみると、生地はパイ生地ではなく、タルト生地に近いです。
中味は固めのゼリーとかアンゼリカ(フキの砂糖煮)のような食感でした。
主要原料は小麦粉、砂糖、牛乳、卵、ジャボチカバの実です。
主要、と書かれているので、上記の素材以外に色素などの添加物は入っているかもしれません。お菓子のサイズや、タルト生地とゼリーの組み合わせなどのアイデアが勉強になりました。

<補足>
台湾の”嘉寶果”はただおめでたい名前をとってつけたのではなく、
発音を”ジャボチカバ”似せて
”ja pao ka”(ジャ パオ カ) と読むためにそのような漢字をあてているのです。
(AYA)
# by mgarden2 | 2007-09-24 20:40 | ジャボチカバ加工 | Comments(0)

レッドアテス(赤いバンレイシ=赤い釈迦頭)

レッドアテス(赤いバンレイシ=赤い釈迦頭)_b0028299_20365435.jpg2003年沖縄にマンゴーとジャボチカバの苗を買いに行った際、訪ねた農園の“おじい”からレッドアテスの小さな苗木を1本いただきました。今年初めて実を着け、先日無事収穫することができました。画像の実の色は茶色ですが、収穫時にはもっと赤くなっていました。小さめの実でしたが、樹上完熟のため香りや甘さは本物、某空港の土産物屋で売っているものとは雲泥の差です。糖度を測ってみましたが、我が家の20度までしか測れない糖度計では計測不能でした。ジャリジャリとした食感と甘ったるい香りが遠い記憶を呼び起こします。初めてバンレイシを食べたのは確か20年前の9月、スコールに包まれたプノンペンの自由市場だった気がします。亀の甲羅を丸くしたような皮の剥きようのない果物の食べ方を、現地在住の日本人が教えてくれました。皮ごとかぶりついて果肉だけを喉の奥に流し込み、果肉の量ほどある種は口から吐き出す。そういう食べ方がバンレイシには合うようです。(代表)
# by mgarden2 | 2007-09-22 21:19 | 果樹(その他) | Comments(0)