マンゴーを蝕む幼虫

下の写真はマンゴーの新芽にいた蛾の幼虫です。
今までハウスで見た事の無い虫でしたが、マンゴー鉢に取り込んだススキの量を考えると、この虫はまだほんの序の口と考えた方がいいのでしょう。夏の出荷に向けて、真冬の今でも日々の管理は休むことはできません。明日も新たな害虫に出くわすかも・・・、と恐る恐る巡回してきます。



先日、コガネムシ類の幼虫が住みにくい環境作りのために天敵糸状菌のメタリジウム菌を入れて作られた土作り資材があることを知りました。メタリッチという商品です。毎年春になるとマンゴー土から出てくるコガネムシには手を焼いていたので、羽化前のこの時期に資材を投入しておくといいね、と話しています。

今日は最後に、前回のメモで書いた農耕と園芸2月号を購入して読んでみましたので感想を少し箇条書きにしてみます。話が専門的になってしまってつまらないかもしれませんが、マンゴー栽培の手引きとしてこの2月号を紹介したいと思い、最後に加えさせていただきます。

特集は大きく4つのトピックスから組まれていて
◆マンゴーの生育・開花生理
 頂芽における花芽分化の写真を初めてみました。感激です。
 花芽分化時は温度管理が重要。
 アーウィンでは自家受粉すると胚の退化が起こりやすくなる→激しい生理落下の原因?
 キンコウとの他家受粉は結実率アップ!

◆マンゴーの注目品種とその特徴
 現在、石垣島で80品種のマンゴーを試験栽培しているとのこと

◆マンゴーの作型と省力化・増収技術
 マンゴーの着花には15~20℃の環境がポイント
 炭酸ガス使用による増収効果

◆マンゴーの市場動向
 輸入品を中心に家庭での消費も増大
 ペリカンマンゴーやタイマンゴー(「ナムドクマイ」等)などのイエロー系の市場評価も伸びている

(AYA)
by mgarden2 | 2008-01-28 21:27 | マンゴー | Comments(0)
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