2003年沖縄にマンゴーとジャボチカバの苗を買いに行った際、訪ねた農園の“おじい”からレッドアテスの小さな苗木を1本いただきました。今年初めて実を着け、先日無事収穫することができました。画像の実の色は茶色ですが、収穫時にはもっと赤くなっていました。小さめの実でしたが、樹上完熟のため香りや甘さは本物、某空港の土産物屋で売っているものとは雲泥の差です。糖度を測ってみましたが、我が家の20度までしか測れない糖度計では計測不能でした。ジャリジャリとした食感と甘ったるい香りが遠い記憶を呼び起こします。初めてバンレイシを食べたのは確か20年前の9月、スコールに包まれたプノンペンの自由市場だった気がします。亀の甲羅を丸くしたような皮の剥きようのない果物の食べ方を、現地在住の日本人が教えてくれました。皮ごとかぶりついて果肉だけを喉の奥に流し込み、果肉の量ほどある種は口から吐き出す。そういう食べ方がバンレイシには合うようです。(代表)