近況

お茶の農薬散布がようやく終わりました。今年は茶の樹を台を下げた圃場に炭疽病ともち病が多く出た場所がありました。これは低温と日照不足も関係しているのではないかと思います。
そして、明らかな病変が見られない圃場もダニ類や病原菌拡大予防のために全ての茶園に薬剤散布を行いました。使用薬剤はコサイドボルドーとコテツフロアブルです。
撒布途中で消毒薬を撒布するホースの先の噴口が何度もゴミで詰まり、噴口の掃除をしながら撒きました。


上の写真はふなおうの山の茶園の様子です。お茶も暑さに堪えているらしく、葉先が少しうつむき加減になっています。
午後1時ごろでしょうか、山全体に「カナカナカナカナ」と、ヒグラシの大合唱が響き渡り始めました。ヒグラシは日の明るさに敏感で、朝夕、日の昇り始めの時や夕暮れに鳴くことで知られていますが、茶園の周りは林床が豊富で、昼間でも薄暗い光線が挿し込む環境に囲まれているので林の中にいるヒグラシ達は朝夜関係なく鳴いているのです。鳴く時間が増えればメスが来る割合が多くなるのかどうかはわかりませんが、これだけのオスがいれば山のヒグラシは当分絶滅することはないだろうなぁ、と思いながら消毒を終えました。


昨日茶の消毒を終え、今日は代表と二人でハウス内でマンゴーの剪定や剪定で出た枝の掃除、玉吊りに使った紐の片付け、ジャボチカバの整理をしていました。
ハウス内は午前中でも37度をさがりません。
(父は一人で早生みかんの摘果作業をせっせと行っていました。)


午後に冷茶を淹れて一休憩しました。新茶の時期も過ぎ、茶筒の中はいただきもののお茶なども混じり、甘みに欠けるお茶ですが、低温で抽出することで甘み成分のテアニンを引き出しすように工夫して美味しく味わいました。
ハウスの横の花壇では、フレンチ系のマリーゴールドや草丈80センチほどのひまわり<マンチキン>混合ひまわりなどが咲いています。
今日は8.7(花の日)ということですので、暦に因んでハウスからアレンジを添えての通信です。


前回紹介した幻の幻のマンゴー、玉文からようやくマンゴーらしい匂いが出てきました。
明日切って食べてみようと思います。またレポートを楽しみにいらしてください。

(AYA)
by mgarden2 | 2007-08-07 23:05 | | Comments(0)
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