マンゴーの奇形果


マンゴーの収穫がぼちぼちと続いていますが、写真のような奇形果も毎日いくつか採れています。この奇形果は何故か代表のお気に入りの一つで、ケーススタディとして皆さんにも紹介することにしました。台湾のサイトでは、更にいろいろな形のマンゴーが紹介されているそうですが、私は今まで、このような奇形果の原因は花芽形成時の温度が低いためではないかと考えていました。ところが、このマンゴーよりも3ヶ月も前の厳寒期に花芽がついたマンゴーで奇形果が全く見られないものも実際に沢山あるのです。なので低温だけが原因ではないのではと思います。代表の話では、土壌の窒素成分が多いと奇形果が出易いということです。
それでは、奇形果が多く実った樹のマンゴーは窒素が多いので着色が悪かったり(青色のままとか)酸っぱいということがあるかというと、これもその通りではありません。
奇形果発生のメカニズムがわかればこのようなマンゴーがなることもなくなるのではないかと思います。

(AYA@マンゴー美術館館長代理)


「芒果産業資訊網」というサイトが台湾にはあり、マンゴーに関する情報を発信しています。その中の「産業訊息」というコーナーでは、2002年から現在まで台湾で報道されたマンゴーに関する記事が紹介されています。最近の台湾マンゴー界の動向として、日本をひとつの大きな市場ととらえ、日本向けの輸出を増やしているということがわかります。一般向けの記事ばかり集められているので、中には「本当か?」と考えてしまうものもありますが、でもまあ台湾だから許せます。奇形果を紹介した記事もいくつかあり、これはもちろん画像つきです。笑えるものばかりですが、でも今当園でなっている「芸術品」(画像のもの)を見ながら私は内心思うのです。(勝ったー!)親ばかですか?
「芒果産業資訊網」(中国語)に興味がある方は下記のアドレスからどうぞ。(代表)
http://agrapp3.coa.gov.tw/86/index.jsp
by mgarden2 | 2007-07-09 21:29 | マンゴー | Comments(0)
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