台湾のマンゴーの時期はすでに終わりに近付いていて、出回っている品種はごくわずかでした。台北ではまだアーウィンが売られていましたが、台中の南に位置する彰化県ではキーツと金煌しか見かけませんでした。員林という鉄道の駅もある中くらいの町にある「員林果菜市場」（画像上）に行ってみました。ここは日本の青果市場のようなもので、箱入りの果物が売買されています。マンゴーはどこだろうと探し回りましたが、広い市場の二箇所に少しだけ並べられているだけでした。
街の露天（画像下）ではたくさんの果物が売られています。キーツばかりがどーんと並べられている店舗もありましたが、たいていは秋の果物をメインに並べ、マンゴーはまだありますよという程度の扱いでした。三種類のマンゴーを食べましたが、本当に美味しいと思えるマンゴーには当たりませんでした。早く採りすぎたものを追熟させたという感じのものばかりで、台湾人の友人も全然美味しくないと首を振っていました。彼は苗木屋なのですが、マンゴーも何本か育てています。以前、彼の育てたマンゴー（タイの品種）をいただいたことがあるのですが、糖と酸のバランスの取れた上品な味に感心したことがあります。台湾には美味しいマンゴーがたくさんあるはずなのですが、時期の問題なのか買い方の問題なのか、今回は美味しいマンゴーが食べられず残念でした。（代表）
