たわむほどになった様を「たわわに実る」などと表現しますが、ジャボチカバは幹や太い枝にしか実をつけないので、たわわという表現がしっくりきません。果物は枝先になるという概念しか持ち合わせない私たちには、幹が隠れるほどたくさん実をつけたジャボチカバを見ても、それを表す適当な表現を探し出すことができません。原産国ブラジルには、ジャボチカバが豊作のときそれを表すいい言葉があるのかもしれません。しかし、もしあったとしてその言葉を日本語に訳しても、たぶんぴんとこないだろうということは容易に想像できます。(代表)