3年苗の温州みかん園の草取り作業を行いました。
そこには”寿太郎”という品種のみかんを植えています。
平地で田んぼ端にあり、一日中日が当たります。
去年の秋に草生栽培を導入し、ナギナタガヤの種を蒔いたところ、
現在、うまくいった箇所はこのようにナギナタガヤが枯れて倒れ、
雑草抑制ができています。
こちらは同じようにナギナタガヤを蒔いたのですが、蒔き方が疎らになっていたのか、
みかんの株元の周りはスギナ等で覆われてしまいました。
ナギナタガヤは上手く使うと上の写真のようにとてもよく雑草を抑えてくれますから
草取り作業の手間が省けて効率的だと思います。
ところで、この写真の人はここで一体何をしているのでしょうか?
<みかん><3年苗><7月の作業>のキーワードでピン!ときた方、
みかん栽培のプロ試験合格です!!
答えはこちら。
みかんの樹の根元に生みつけられたカミキリムシの幼虫をワイヤーの尖端で
ほじって追い出しているところでした。
写真はもう卵から孵って幼虫になったものですが、卵もいくつかあり、
この状態のうちにカミキリムシを退治しておかなければ、場合によっては数ヶ月で
みかんの苗が枯らされてしまいます。
この主人は今日一日こんなことをしてみかんの樹を害虫から守る作業をして
いました。
父は草刈機で全園の草を刈り、私はみかんの株元の草を鎌で刈り取りました。
除草剤をかけずに手をかけると労力が要りますが、こうして手で草を刈ることで
根をゆっくり観察できるメリットがあります。
私の家の方ではカミキリムシのことをケキリ(毛切り)と呼んでいます。
いつも父がカミキリムシの事をそう呼ぶのですが、聞き方が悪く、
今日の作業日誌を書くまでてっきり”テキリ”と呼ぶのだと思っていました。
ケキリ除去作業が無事に終わり、これで3年苗のみかんも無事に育つでしょう。
MGarden