国内で今までジャボチカバを枯らしてしまうような病害虫の報告はありませんでしたが、昨日西川農園において今まで見たことのない害虫を発見したので報告します。

画像は直径1センチほどの小葉系ジャボチカバの幹です。
昨日約2年ぶりに接木をしようと小苗を十数本地上10センチほどのところで切ったところ、数本に幹内部の枯れこみがみつかり、詳しく調べたところ虫が入り込んでいるいることがわかりました。
外観は幹に直径1ミリ以内の小さな穴があるだけで、内部に虫が生息しているということはまったくわかりません。穴の中には数匹から10匹程度の黒い2ミリほどの大きさの虫が固まって生息しています。
虫による幹内の食害はほとんどありませんが、恐ろしいことに虫が入っている幹は上下広範囲に渡り枯死しています。枯れている苗の幹を切ってみると木質部が全て枯死していました。
今のところなんという虫でどのように対処したらいいかはわかりません。
また、今のところ地上15センチ以下の部分で被害が見つかっています。明日以降全ての苗の被害状況および成木の被害状況を調べます。
なお、この虫に関する資料をお持ちの方がいましたらご一報いただけると助かります。(代表)