茶園下のコウゾの味

こんばんは!AYAです^^

2番茶の収穫も終盤に入りました。
あと5日前後で刈り取り作業が終わる予定です。
今時期、緑深い茶畑脇の林では、橙色をしたキイチゴのような実を見かけます。
それが楮(コウゾ)の実です。
クワの仲間で樹皮は和紙の原料として有名ですね。
特に珍しい樹木ではないのですが、
力仕事の連続で、お腹が空いてくると
ついつい木の実や柔らかそうな野草に目が行ってしまいます。(^^

茶園下のコウゾの味_b0028299_20395167.jpg

 コウゾの実

代表は数日前にこっそりと食べたらしく、(代表がコウゾの実を食べたねは数年前との事)
昨日コウゾの実を見つけた話をしたら
「もう二度と食べたいとは思わない。」
という感想を聞いていたのですが、
今日は私も勇気を振り絞って食べてみました。
キイチゴの味をたっぷり期待して。

食べた感想は、独特な感触でした。
甘みはなく、
粘着ガムテープを口の中に入れるとこんな感じなんじゃないかな、
というような。

ジャムにすれば食べられるかもしれませんが、
野のものは、野でそのまま鳥の餌になるのが一番いいのかもしれません。
by mgarden2 | 2014-06-25 21:41 | 農家の暮らし | Comments(4)
Commented by watanabe-photo-st at 2014-06-26 06:37
「こっそりと食べたらしく」で なんということをと反応してしまいました
果実の先に残る 花柱が口と舌に障り 生食はしたいとは思いません
楮のために弁解をひとつ
花柱を切り取り シロップで下味をつけ 和三盆+吉野葛で和菓子にしています これはこれで美味しいと思います が 手間を懸かける時間に対し 味わいは一瞬のこと 極めて刹那的・・・
突然のコメント 陳謝
Commented by hiroko at 2014-06-26 15:14
こんにちは。
今日も雨が降ってます、梅雨ですね~
コウゾの実、私も苦い経験があります。
甘かったのですが、口に入れたとたんトゲが舌に刺さりなかなか取れなくて難儀しました。
で、これを砂糖で煮詰めて漉してフルーツソースを作りました。
これはとても美味しかったです。
でも結構手間がかかるので、今年も実は見つけたのですが止めました(今年は杏と梅を沢山頂いたので、そちらでジャム&フルーツソースを作りました)。
Commented by 西川農園(AYA) at 2014-06-26 20:13
watanabe-photo-st 様

いえいえ貴重なコメントを有難うございます。
楮のための弁解を拝読して、
植物を大切にするお気持ちが感じられて嬉しく感じました。
楮について、一家言申し上げさせていただければ
楮のような野の植物は、自身の繁殖のために
食べてくれる相手を選んでいるように思われてなりません。
農家は自然相手の毎日です。
野の植物を見ていると、繁殖をするために
「負けて勝つ」手段を身につけているのではないかと感じることが
しばしばあります。
まずいといって相手にされない方が、楮にとってはより良い繁殖が
できるということがあるかもしれないのです。

それにしても、あの花柱を丁寧に取り除いてシロップに漬け込み
和三盆+吉野葛で仕上げた和菓子というのは、想像するだけでも
逸品ですね。
刹那的な物には、存在の儚さゆえにいろいろな意味で
宝物が秘められているように思います。

楮も料理されることで生かされて
きっと喜んでいるに違いありません。

心温まる書き込みを有難うございました。
Commented by 西川農園(AYA) at 2014-06-26 20:23
hirokoさん こんばんは!
そちらの方は雨でしたか。梅雨明けももうすぐですね。
hirokoさんもコウゾの実を食べたことがあるのですね。
コウゾのフルーツソースとは、さすがhirokoさんですね!
私もいろいろな果実の加工を楽しむ時間やゆとりを
持ちたいです^^

いつもコメントを有難うございます


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