日録

こんばんは♪ AYAです^^

2月に、また地区のイベントがあります。
去年は初出店日の日にちを間違えるという大ボケぶりを発揮!
今回も懲りずにジャボチカバの焼き菓子などの出品を約束してしまい、
朝からジャボチカバの種取り・ビスコッティ生地仕込みに追われていました。

ジャボチカバ入りビスコッティは、香ばしいスライスアーモンドに甘いざく切りチョコと
ほろ苦いジャボチカバが交じり合う、
カリカリとしたとっても美味しい焼き菓子です。
今週は日曜日の農園カフェでも販売しますので是非食べてみて下さいね!
(仕上げるまでに手間がかかるので時間がある時しか焼けません)

菓子加工場で生地を仕込んでいる間、
窓越しに材木を扱う代表の姿が見えました。

デジカメを持って近寄っていくと、
金属性のヘラを使って裏庭のコナラの樹皮を剥がしとっていました。
日録_b0028299_2004896.jpg


皮を剥いておくと樹が乾燥して腐りにくくなるそうです。

次はどんな木工作品ができるか楽しみです。


いい作品ができるように差し入れです(毒味も兼ねて・・・)
日録_b0028299_201353.jpg

焼きたてビスコッティにくれあーるさんのコーヒー
頂き物の最中も(皮が香ばしくて美味~~へ_へ)


ビスコッティをオーブンにかけながら
『コケの植物誌』・・・コケの生態の謎解きも加わって面白さが続きます・・・。
中でも、著者のキマラーさんがとりわけ好きなヨツバゴケの話では、
友人でもあるお向かいの酪農家の話も交えて書かれていました。

家族経営の農場が農家としての営みを続けていくためには、
基幹作物に頼るばかりでなく、
羊肉や、クリスマスツリーの販売が、
子供の学費を捻出してくれるかもしれない、ということ。

柔軟性に根ざした打たれ強さで生き抜く。
多様性の中から安定が生まれる。

ヨツバゴケも不安定な生息環境の中で
絶滅の危険を分散させるために独自の生態を持って個体が存続していることを、
長年の観察によって突き止めたそうです。
人間の価値観をはずして、コケの目を持って・・・!

あぁ、なんか、そうなんですね~~。

異業種からみれば農家がやることは、
「お金にならないのにそんな事をやってどうするんだ?」
と思われたり、
「一歩も仕事が進んでいない」
ように見えたりすることもあるでしょう・・・。

それでも個々の農家は、それぞれが農業で生きることを目的に
工夫し、時には休み、自然と共存し、時には必死に戦っていくのです。
繁殖の場である樹木が朽ちてもヨツバゴケが生き延びるように・・・。

もしかすると非農家の方も、農家の目を持つことで、
また違った価値観が出てきて生活が一層楽しくなるかも・・・?

自他共に思いを馳せ、いろいろな妄想が膨らんで、
読んで楽しい一冊です。

焼成1時間・・・
追加のビスコッティ350枚
無事に焼けました。
by mgarden2 | 2013-01-31 21:16 | 農家の暮らし | Comments(0)
<< もう2月 Facebookとしずふぁん >>