雨の予報が外れて、雷とにわか雨はあったものの、思いの他過ごしやすい一日でほっとしました。
今日は「なぜ!?」と思えるほどジャボチカバを栽培したいという農家(兼業農家含む)のお客さんが多く、正直驚きました。
こんなご時世ジャボチカバが希望の星になるのは嬉しいのですが、しっかりした収益基盤なしにジャボチカバに夢を託すのはやめた方がいいですよと、夢を打ち砕くようで申し訳ないのですが、しっかりと現実を伝えます。
例えばトマトなど、野菜を作るのが経営上は有利でしょうと一応は説明します。なにしろ、ジャボチカバは食べなくても生活に支障はありませんが、野菜はある程度は食べないといけないということは誰でもわかっていますから。
しかし、私が言うのもへんですが、ジャボチカバを栽培してみたいという農家というのは、私がなんと言おうと栽培し始めます。損得勘定というものは私同様持ち合わせていないのだと、口には出しませんが了解しています。
しっかり現実を理解しながら、それでも栽培してみようという思いで苗を買ったり、種蒔きのために実を買って下さる農家の方々(本当に複数なんです!)、ジャボチカバは経営の足しにはならないと思いますが、育てる楽しみは十分味わえると思います。私自身も丁度10年、ジャボチカバの栽培を辛いと思ったことは一時もありませんでした。今でも借金返済には苦労していますが、ジャボチカバの花や実を見れば借金など苦労というほどのものでもない気がします。
ちょっと飲んでみたら、一人ひとりお客さんの顔が頭に浮かんで、こんな対応でよかったかなと考えたり・・・。(代表)