今年は名前が悪かった

今日から茶園の肥料作業が始まりました。
途中、カラスアゲハがゆったりと、茶畝を掠めるように低空飛行をしながら美しい軌跡を描いているのを眺めながら、空想の世界に浸りました。ここのところ雨が降り続いているのでアゲハも木陰で休んでいる時間が多かったに違いありません。ダイエットを兼ねてのフライングだったのかも・・・?アゲハはスマートで羨ましいな~、と思いながら、どんどん肥料を振っていきました。お茶の肥料は来週に続きます。

今日の写真は果樹ハウスの果物からです。

ピンポン(アオギリ科 中国南部原産)学名:Sterculia nobilis R.Br

ピンポンは、鮮やかな朱紅色の袋果を着け、見た目にも珍しい、観賞価値のある果物です。毎年、春に薄いピンク色の小花を多数つけ、夏には写真のような実をつけます。去年も数多くの実を着けたのですが、今年はなんと、まともに着いたのはこの1個だけでした。他にも実は着いたもの、申し訳なさそうに垂れ下がっていたりして全く振るいません。学名に注目すると属名に”Sterculia”とあります。これはローマ神話の<便所の神様>に由来するのだそうです。(図説 熱帯の果樹 岩佐俊吉 著より)去年は「トイレの神様」という曲が大ヒットをしたので、皆さんの声援を感じてこのピンポンも頑張って実を着けたようですが、今年は「ピンポン」ではいけなかったようです。「ナデシコ」って呼ばなければ!

8月一杯、農園カフェで”ピンポン”の実が鑑賞できます。
来年のためにも、応援で見に来て下さいね(^^)

(AYA)
by mgarden2 | 2011-07-29 20:10 | 果樹(その他) | Comments(0)
<< 明日は晴れて欲しいけど 青森バナナ 今後の予定 >>