今日のブログは限られたお客さんへのメッセージになってしまうかもしれませんが、個人個人へのメールではなく、敢えてブログでお知らせすることにしました。じつは、今、生っているマンゴーがあります。
写真は今日写したハウスのマンゴー(アーウィン種)です。
鶏卵大ほどの大きさまで生長しているもので数える限り数十個は生っています。
4月の開花の様子では4桁を上回る収穫予想でしたので、現在の実の生り具合では予測した収穫数には及ばないため、前回のブログでは全然なっていないと書きました。さらにこの先、生理落下や、虫害により、収穫を迎える8月までには本当に全く実が無くなってしまう恐れもあります。収穫数がゼロの場合は当然の如く販売はありません。問題は、運良く幾らか収穫できた場合の、お客さんへの割り当て方、ということになり、どの方を優先するのか、考えると今から頭が痛いです。大型店舗での販売であれば経営者がお客さんを選ぶということはないと思います。
けれども、細々と農作物を作っている私どものような家族経営の農家にとって、全くの新規作物であるマンゴーを、販売を始めた頃から一喜一憂しながら一緒に応援してきてくれたお客さんに対しては、やはり優先的にお届けしたいと考えています。それぞれの顧客に対して1個ずつになるかもしれません。それでも届く数がゼロと1個とはお客さんとの繋がりは全く違ってきます。
今年はマンゴーの収穫時期に農園を開放しているのでマンゴーについて尋ねられる方もいるかもしれませんが、新規のお客さまには来年以降の販売になります。(今週からハウス内でもマンゴー販売についての記載を公示しておきます)これも全て栽培がうまくいかなかったことが原因で、皆さんからの非難は甘受しなければなりませんが、順風でない時も作物に対する愛情は変わることはありません。去年よりも樹勢はだいぶ回復してきています。どうか来年にご期待ください。
(AYA)