「カニも食べないカニステル」とどこかで聞いた気がしますが、実際はどんな味でしょう。何度か見かけたことはあったものの、なかなか食べる機会に恵まれずにいました。一ヶ月前に沖縄でいただいたカニステル、部屋の中に一ヶ月も放っておいたのですが、何しろ昼間でも10度くらいまでしか上がらない寒い家なので、追熟できないまま腐り始めてしまいました。慌てて切ったところ渋くて食べられません。まるで渋柿です。さらに慌てて次の日ハウス内に移したところ、二日ほどで熟してくれました。さて、肝心の味ですが、私の味覚には美味しいと感じられました。ゆで卵の黄身の味という人もいますが(「蛋黄果」と台湾ではそのままの名で呼ばれています)、私には蒸したカボチャ、あるいは固めの焼き芋の風味に近いように思われました。追塾させるのは面倒ですが、部屋に転がしておくだけで幸せな気分になれます。皆さんも沖縄に行ったら買い求めてみて下さい。(代表)
完熟した状態のカニステルを食べてみました。これは美味しいです。
芋好きの女性にうける味だと思いました。
カニステルを『図説熱帯の果樹』で調べてみましたらアカテツ科の仲間で南米北部原産で同じ科の中にアビウやイエローサポテがありました。通常生食。加工してカスタードやシャーベット、アイスクリームなど。台湾では餅菓子、ジャム、ジュースなどにするとか。果肉は炭水化物に富むとのこと。
早速種を蒔いてみました。(^^)v (AYA)