茶園の改植作業

今日はチルホールを使って、茶の品種’さやまかおり’の株を抜く作業をしていました。
さやまかおりは300坪ほど育てていましたが、<やぶきた茶の方が美味しい>
という声が多くあり、今年から、さやまかおりの栽培面積を減らしてやぶきたを
150坪分増やそうと計画しているのです。
山の気温は日中6度まで上がりましたが、風が強く寒い1日でした。

これが我家で使用している手動式チルホールです。

30年以上、茶の改植の際に使っているもので外見はボロボロですが
私達の茶園の歴史をずっと見届けてきた宝物です。


茶の株元にチルホールにつなげたワイヤーをこのようにかけた後、
チルホールによってテコの原理を使って1株ずつ株を抜いていきます。
(2株まとめる時もあります)


株についた土を鍬で叩いて落とし、根の方を上にして株を乾燥させていきます。
画像左側に見える株が今日抜き取った株です。
チルホールのてこを動かしていた父は途中暑くなって一枚上着を取りました。

夕方4時近くなり、西の山に日が落ちそうになったので、
「あ~、もう太陽電池が切れる時間だよ。電池切れで働けないよ。」と私。
代表「大丈夫だ。今日は風力発電がある。」←やる気満々

それで日が沈んだ後も山を吹き抜ける風を受けながらもう1時間株抜きに勤しみました。
株を抜いた後の土は耕運機でよく耕した畑の土のように見えました。
今夜イノシシが茶園に来たら「敵ながらアッパレ」ときっと驚くに違いないと思いました。

(AYA)
by mgarden2 | 2007-01-08 21:25 | | Comments(0)
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