寒害と肥(こえ)焼け

今年の冬は寒さもきつく、軒下のジャボチカバもかなり葉が傷んできました。

先日ジャボチカバ初心者の友人のところへ伺った折、電話で聞いていた具合が悪いを通り越してすでに瀕死の状態にあるジャボチカバと対面することになり、もっと早く来ていればよかったと後悔しました。
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上の画像は我が家の軒下で管理しているジャボチカバの現在の様子です。
気温がマイナスにならなくても冷たい風に当たればジャボチカバの葉は簡単に傷みます。まだ寒さが続くようなので、痛みはさらにひどくなるでしょう。
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二枚目の画像は寒害や夏の日焼けのようにも見えますが実は違います。
この葉の中心から葉脈に沿って茶色や赤茶色に変色していく傷み方、これが肥料をやりすぎたときに起きる葉焼けいわゆる肥焼け(肥傷み)です。
これはかなりひどい状態ですが、さらにひどい場合は葉が下に垂れてしまいます。そうなった場合は残念ですが手遅れの可能性が大きいです。応急処置としては、葉の量を減らし水を多めにあげるとこくらいしか方法がありません。樹勢が回復して新芽が出ても葉がしっかり開くまでは肥料を上げないで下さい。

ジャボチカバは細い根が多いので水や肥料をよく吸います。早く大きくしたくてつい肥料を多めにやってしまいますが、人間と同じで過度の栄養過多はよくありません。木のサイズ鉢のサイズにより必要な肥料の量は変わってきます。
一概にこれだけやればよいということが言えないので肥料について質問されるととても答えにくいのですが、目安としてひとつ言えることは、チッソ成分が10パーセント以下の肥料をほんの少しずつ1年に数回与えるようにすれば、肥料のやりすぎで枯らしてしまうことはまずないということです。新芽が伸びて葉が開いたときになんだか葉が小さくなったように感じたら、次の肥料は少し多めに与えて下さい。
そういう私も初めの頃はお茶用の肥料を与えて苗を大量に枯らしてしまったこともあるし、今でもときどき肥料のやりすぎで葉焼けを起こさせたりしています。(代表)


by mgarden2 | 2018-02-05 21:19 | ジャボチカバ | Comments(0)
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