当園のお茶の放射能汚染に関する問い合わせについて

二番茶の収穫も後半にさしかかってきました。あと一週間ほどで終わるでしょうか・・・。
重油代・肥料代・消毒代は全て値上がりしているところへ
お茶の取引価格は下がる一方なので、お金はさほど溜まりませんが、
それでも国難といわれる時世ですから、働ける仕事があるだけでもありがたいと思います。

一昨日、用事があって久しぶりに千葉の実家に電話をしました。
実家には毎年お茶を何キロも買ってもらっていて、今年も例年通り発送しました。
その実家の父より
「今年はお茶を送った知人の中には連絡が来ない人がいる。」
と言われたのです。
静岡は茶の放射能の数値を隠そうとしたり、
曖昧な公表をしているので安心できない、といった事や
「基準値以下ということは、少しは入っているのだろうから飲まないに越したことはない」
というのが本音のようです。

我が家で出荷しているお茶は、茶商で自主的に放射能の測定をしているとのことで、その結果、国の暫定基準値を下回っていたということです。その旨お茶の顧客には個別にメールや電話で対応をしてきたところでした。皆さんからは逆に「心配はしていない、美味しくいただいていますよ。」と温かいお言葉をいただき、有難く感じながら2番茶収穫の作業に入っているところでした。

以前から2万円ほどで放射能の検査をしてもらえるという話を聞いていたので、早速当園の一番茶を検査することができないか、と農協に尋ねた所、個人の農家のお茶は検査していないと断られました。
そこで、県のホームページから出している産地別データファイルにリンクを張ることで大よその状況を皆さんにもお知らせしたいと思います。


ふじのくに静岡県公式ホームページ
静岡茶をお飲みいただいている皆様へ
今までの調査で静岡茶は生茶葉、飲用茶でも食品衛生法の暫定規制値を大きく下回っており、飲んで安全であることは確認済みです。(厚生労働省とも確認済)
別紙産地別データを参照(PDF:67KB)



これからも一農家として静岡茶を支えていきたいと思うし、今後、当園から土壌汚染などの報告が出されて、基準値を超える放射能値が出た場合、わかる範囲で速やかに公表していきますので今まで通りお茶を召し上がって欲しいと願っています。


車のサイドミラーにはセキレイがよく止まりますが、茶園でも今年はセキレイが行き交っていて、最近はトラックが登ってくるのを楽しみに待ち構えるようになりました。
駐車するとすぐに寄ってきてミラーに止まりながら糞を飛ばし始めるのです。
「セキレイは鏡が来るのを待っているようだねぇ・・。」
と父に言うと
「それじゃあファンデーションでも支度してやらないとな。」
と笑っていました。

今日は心なしか、父の言葉が
「セキレイも不安でーショ~ン」
って聞こえました。

(AYA)
by mgarden2 | 2011-06-28 22:51 | | Comments(0)
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