すっきりしない部分 「ジャボチカバという呼称について」

b0028299_2022554.jpgストロボの光に浮かび上がる鈴なりのジャボチカバ。当園に植えられている成木約120本の内、小葉系は30本ほど。今は小さな蕾を着けている状態のものがほとんどですが、この株だけはどういうわけかたくさん実をならせています。今度の日曜あたり見頃でしょう。食べ頃はもう少し先になりそうです。摘み取りは四季なり種の方でお願いします。
さて、話しは変りますが、図鑑やインターネットで調べると、ジャボチカバには何種類かの品種があることがわかります。当園では摘み取り用に栽培している2品種と、それとは明らかに特性の違う2品種(日本での呼称=アッスー、アッスーワン。共に正式品種名不明)、計4品種栽培しています。導入してから今まで、栽培方法等を教えて下さった九州の栽培家に倣い、小葉系、中葉系(=アッスー)、大葉系または四季なりという呼称を用いてきました。これはとても明快で合理的な呼称なのですが、最近どうもしっくりこない気がして仕方ありません。3年ほど前から、県内在住のブラジル人たちが祖国の懐かしい果物ジャボチカバを求めて当園に遊びに来るようになりました。彼らが子供の頃から食べてきたジャボチカバは日本でいうところの小葉系、彼らにいわせればこれが祖国のジャブチカバ(ブラジルではジャブチカバ。jaboticabaは英語名)。現在日本でジャボチカバとして売られている苗のほとんどは大葉系=四季なり種で、日本でジャボチカバといえば普通この四季なり種を指します。実生苗でも開花が早いのと、戸外でも初夏から秋まで実が楽しめるのが、日本で四季なりジャボチカバが広まった大きな理由だと考えられます。
日本でジャボチカバ=いわゆる小葉系、四季なりジャボチカバ=今主に流通しているジャボチカバというふうに呼称変更できれば、私の心はとてもすっきりします。しかし、すでに定着してしまったものを変えるのはなかなかできないことです。正式な品種名で呼ぶのもなんだかぎこちない感があります。
「ああ、うちのジャボチカバが鈴なりだよ!」
「この前買った四季なりジャボチカバに花がさいたよ!」
こんな感じで呼び分けられたら最高です。(悩める代表)
by mgarden2 | 2009-11-10 20:50 | Cafe Jaboticaba | Comments(0)
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